気力がなくなり、食欲も体力も落ちてきました。 認知症なのでしょうか? うつ病なの でしょうか?

頭のしっかりしていたおじいちゃんの症状とは。

80代で頭のしっかりしていたおじいちゃんが、最近、気力がなくなり、食欲も体力も落ちてきたように見受けられます。

この方が特別ということではなく、普段から比較的頭もしっかりしていた方でも、次第に気力がなくなり、体力や食欲が低下してくるケースはよくあることです。

このような場合に、脳や身体に原因があるかを調べますが、それでも原因が特定できない場合はやはり「認知症」「うつ病」を思い浮かべてしまいます。

 

しかし、私は精神料の専門ではないため、 よくわかりません。

 

対処法として出来る事はしますが、実際問題として、うつ病は認知症患者の4割に合併しているという報告があるように、高齢者の認知症とうつ病は見分けるのがとても困難なのです。

 

 認知症うつ病
発症潜行性緩除
発症までの期間数カ月~数年数週~数カ月
経過安定かつ進行性
脳血管性認知症:通常、階段状
通常、午前中増悪
日々改善傾向
覚醒水準通常は正常正常
記憶近時記憶障害および
時々遠隔記憶障害
近時記憶障害および
時々遠隔記憶障害
思考緩徐化、興味の減退、保続(症)通常、緩徐化、悲しみと希望のない考え思い込み
知覚正常、30~40%で幻覚(多くは視覚)20%で聴覚幻覚
情動浅薄、虚脱、不安定、いらいら、軽率平坦、無反応または悲哀と恐怖、時にいらいら
睡眠しばしば障害、夜間徘徊が多い、夜間錯乱早期覚醒
その他気分障害の既往

引用:Marshall . M : Clinician.

風の谷治療院・訪問在宅医療・リハビリ

そんな時に見つけた一筋の光

そんなとき、ある言葉が目に留まりました。

「一滴の涙から心の病を目極めよ」です。

つまり恵者さんの表情をよく見て、心を通わすことこそが正確な対応に結びつくのです。

結論として

うつ病の患者さんや認知症患者さんに対しても、心を通わすことを第一に考え、リハビリを行うことで、より効果的な結果が得られるのです。

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