膝の関節拘縮を伸ばすには?良い方法と悪い方法

実際の現場ではいろいろな方と対面します。

要介護5の患者さんを訪問した時です、その患者さんは変形性膝関節症で膝が曲がってしまっているために、踵がベッドに擦れて痛いとうったえているのです。

幸い患者さんには介護熱心な娘さんが近くにいて、患者さんの痛みを緩和する方法をいろいろと試されていましたが、いったいどのような方法が最善の方法なのかを迷われていました。

よくある介護上の間違い

風の谷治療院・訪問リハビリ・よくある介護上の間違い

間違った介護をすることで、結果として患者さんにとっても、介護者にとっても負担が増大してしまいます。正しい方法で介護をすれば、双方にとって良い方向に向かいます。

良い例と悪い例をイラストで紹介

関節拘縮を伸ばす正しい方法とは?

踵を浮かすという理由で、膝下に枕を入れて介護している場合がある。しかしそれでは膝の屈曲拘縮が進んでしまい、膝が伸びなくなってしまう。さらに股関節の内転屈曲拘縮も進んでしまい、オムツがえが大変になる。

膝下ではなく、ふくらはぎの下に枕を入れるとよい。自分の膝の重さを利用するストレッチで膝と股の拘縮が少しずつ改善する。

膝を温めたあとに、痛みの様子をみながら、小さな米袋などを5~10分程度、膝の上に乗せるのもよい。

介護者の意識改革にもなる。

まとめ

正しい知識や認識と正しい介護法を身に付けることが、今後の状況改善に役立ちます。

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