骨粗しょう症による腰椎圧迫骨折の後、定期的に通院治療をしている患者さんがいらっしゃいます。
この方が悩んでいる症状は、10分くらい座位をとると腰がつらくなると言うことです、このような骨粗しょう症による慢性疼痛の痛みを緩和する方法はあるのでしょうか?
骨粗しょう症は本当に痛いものなのでしょうか
実際の患者さんの声として「骨粗しょう症による痛み」という言葉を頻繁に耳にすることがあります。ところで、骨粗しょう症自体、本当に痛みを伴うものなのでしょうか?
骨粗しょう症とは?
「骨粗しょう症」とは「骨のカルシウムの量が減るために、骨の内部の密度が減り、骨がもろくなり骨折しやすくなるという病気」です。
つまり、骨粗しょう症自体は痛くはないのです。
今回のケースに関しては、骨粗しょう症による腰椎圧迫骨折の痛みが数年続いているということですが、通常圧迫骨折は2~3か月で変形を残して治癒しますので、数年間痛みの原因になり続けていることは考えにくく、まず「なぜ痛みがあるのか?」ということを今一度考えてみる必要があるのです。
骨粗しょう症が痛みの原因にされやすい背景にはこのような要因が想定できます。
骨粗しょう症と一度診断されてしまうと、患者さんや介護者は痛みの原因はすべて骨粗しょう症によるものだと思い込んでしまい、リハビリスタッフが訪問した際にも、「骨粗しょう症による痛み」だということを伝えます。
リハビリスタッフもそのうったえを鵜呑みにしてしまうことで、「痛みがあるのは骨粗しょう症によるもの」という固定観念が生まれてしまいます。
まとめ
今回のケースは、昔の腰椎圧迫骨折により背骨(胸椎と腰椎)の変形が高度になりさらに加齢により背骨を支える腰背筋も筋委縮したため、在時間を少しずつ長くしていくリハビリをすることによって、腰椎の矯正と腰背筋の筋力アップができ、症状が改善するかもしれません!
またいわゆる慢性疼痛は、認知症やうつ病などの精神疾患や介護者との人間関係が背景にある可能性もあります。
「骨粗しょう症による痛み」と聞いたら、うのみにせずに、「なぜ痛むのか」をもう一度考えてみることが重要です!
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