脊髄梗塞の後遺症への訪問リハビリマッサージ
当院にお問い合わせ頂いた訪問マッサージ、変形徒手矯正術、運動療法のご相談についてご紹介いたします。
患者さまは70代女性で神奈川県藤沢市にお住まいの方で、ホームページを見てお電話にてご相談頂きました。
お身体の状態は3年前に脊随梗塞を発症され、その後遺症で下肢に強い神経痛があるとのことでした。
脳内の血管が詰まることのが脳梗塞であれば、脊随梗塞は脳に繫がる脊髄の血管が詰まる病気になります。その後遺症により運動の麻痺や痛みを生じることがあります。脳梗塞に比べて頻度は少なく、脳梗塞の100分の1程度の割合だといわれています。
特徴的な症状は下肢の運動マヒや感覚障害を引き起こします。脳梗塞の場合、片麻痺(へんまひ)といって半身に障がいが現れる場合がほとんどですが、脊髄梗塞では体の両側に現れることが多いです。両方の足に現れたら対麻痺、両手、両足ともに症状が現れたら四肢麻痺と呼ばれます。
その他の症状として膀胱直腸障害があります。これは尿意や便意の感覚が感じられなくなったり、尿や便をうまく排泄できなくなるといった症状です。
また脳梗塞と同じようにこれらの症状が突然発生することも脊髄梗塞の特徴となります。
ご家族からの希望は、歩けるようになってまた外に出かけられるようになることというものでした。
麻痺や感覚障害に対して最も効果的な施術は「動かす」ことです。体の筋肉、骨格を「動かす」ことに注力したリハビリを兼ねたマッサージと、疼痛の緩和と感覚を取り戻すための鍼灸治療、また運動機能を取り戻すための運動療法やパーソナルストレッチ等の機能訓練をその日のコンディションによって行っていきます。
また脊髄梗塞を病わずらったことによる運動機能低下が、日常の運動量の低下をまねき、筋力の低下を引き起こします。そのことが寝たきりへのリスクを高める要因にもなります。
弊社施術スタッフがトレーナーも兼ねて、ご自宅でできる運動療法を一緒に行うことで継続的なトレーニングを習慣化して、筋力の低下を防ぐ一方で、筋力の向上を目指していきます。
この方の場合、散歩出来るだけの機能があるため、その機能を落とさないことを目標にし、さらなる向上を目指した施術を行っています。
同じような症状に悩まれている方、まずはお気軽にご相談してください。
訪問リハビリマッサージ風の谷の治療院 0120ー512ー517
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