当院にお問い合わせ頂いた訪問マッサージ、変形徒手矯正術、運動療法のご相談についてご紹介いたします。
患者さまは80代の女性で横浜市に港南区にお住まいの方で、居宅介護事業所の担当ケアマネジャーさまからのご相談でした。
この患者さんは右股関節の大腿骨頚部骨折のため、大腿骨骨頭置換手術により人工関節が入っていました。そのことにより右膝痛を患っている方でした。
「大腿部頚部骨折」とは簡単に申し上げると「足の付け根の骨折」です。
大腿骨頚部骨折を起こしやすい要因として骨粗しょう症により骨がもろくなっていることが背景にあります。
また大腿骨頚部骨折は「高齢者の4大骨折」の一つで、高齢者の骨折の中でもっとも起こりやすい一つとなっています。
大腿骨頚部骨折を起こしてしまうと3人に1人は元のようには歩けなくなると言われているほど、大変な外傷になります。
外科手術が今ほど進歩していなかったひと昔前までは多くの人が「寝たきり」の要因になっていた外傷でした。
《大腿骨頚部骨折の特徴と症状》
・大腿骨頚部骨折には
①大腿骨頭頚部内側骨折
②大腿骨頚部骨折外側骨折
の2種類ある。
・歩行困難
・体力低下
「また転んだらどうしよう…」という恐怖心から外に出歩く機会が減って、筋力が低下して日常生活の動作が低下して、生活の質が低下してしまう人もいます。
また歩きことができなくなったことによる生活環境の変化から認知症やうつ状態になる人もいます。
若い頃なら何でもない些細な動作でも、高齢者の人の場合は簡単に骨折してしまうことがあります。
それは、骨粗しょう症にとって骨がもろくなっているためです。
《大腿部頚部骨折の治療法》
大腿部頚部骨折をした場合、症状にもよりますが、代表的なのが手術がです。
手術には以下3つがあり、症状のおもさや折れた箇所によって手術法が異なります。
・骨接合術
・人工骨頭置換術
・人工股関節置換術
接合術の場合は、1ヶ月程度で退院できます。骨が癒着には約半年前後かかります。その間、痛み等がありますが、医療機関等でリハビリを行います。
人工股関節置換術の場合は、約1ヶ月程度のリハビリ入院を行いその後杖歩行で帰ってられています。
《骨折を予防するために行うこと》
「動かすこと」、つまり運動が大切になります。骨を動かす、骨に重力をかけることで骨密度が上がります。
毎日30分歩いている人は、ふだんあまり運動をしていない人とくらべて股関節周辺の骨密度が高いようです。
わたくしど訪問リハビリマッサージ風の谷の治療院では施術スタッフがトレーナーを兼ねて、ご自宅でできる運動療法を一緒に行うことで継続的なトレーニングを習慣化していきます。さらに筋力の向上を目指して、大腿骨骨折の予防にもつなげていけるようにサポートしていきます。
風の谷の治療院では、もともとオリンピック選手、現役プロ野球選手を施術していた治療法を用いて施術していました。弊社がもともと得意としているパーソナルストレッチや運動療法、機能訓練にに加えて、現在では麻痺・拘縮の改善のために開発された特殊なテクニックを用いたリハビリマッサージを用いて施術します。
当院ではこれまも大腿骨骨折によるリハビリ入院後に、リハビリマッサージを必要としている方に対しての施術に多く携わってきました。
・リハビリからの退院後、まだ体重をかけるのがこわくでほどんど動かせていないことが不安だ
・手術周辺がまだ痛む
・再発防止のための取り組みをしたい
・寝たきりにならないようにトレーニングしたい
…といったことでお悩みの方、まずは「動かす」ことがポイントになります。
ご自身では、まだ十分に動かせない場合は他人の手を借りてでも、とにかく「動かす」ことが必要です。
健康保険が使える訪問リハビリマッサージ風の谷の治療院
➿0120ー512ー517
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