麻痺と拘縮に特化したオリジナルの施術
下肢の機能訓練の様子
弊社はもともとオリンピック選手や、プロ野球選手、WBCのボクシングの世界王者の方が通う治療院の施術技術を用いて施術してきました。主に筋肉・筋膜の調整や骨格調整、姿勢改善による痛みの改善を行ってきました。しかしその後、脳梗塞後遺症の急性期のリハビリ後のリハビリ先がないことに困られている方からの問い合わせを多く相談を受けてきた経緯もあって、現在では脳梗塞の麻痺や拘縮の改善を目的としたリハビリを重視して開発されたマッサージ技術を導入しています。麻痺や拘縮の改善への研究し、弊社オリジナルの施術メニューを採用しています。
脳の活性化へのアプローチ
WHO(世界保健機構)で認められている脳血管障害の後遺症であるさまざまな神経痛や、麻痺や拘縮が原因で、左右不均衡な姿勢で生活を余儀なくされることによる腰痛や、首から肩・腕にかけての痛みや痺れの症状、五十肩などの慢性的な疼痛に対して鍼灸施術を行います。
また鍼灸による刺激にによって、神経の繋がりを活性化させ、脳を刺激し、身体の動きを促進させることで、後遺症による麻痺の改善への効果も期待できます。
※鍼灸施術の保険適用には主治医同意が必要になります。
※施術効果には個人差があります。
「自立したリハビリ」の実現
急性期のリハビリを退院した後のリハビリ先がない、いわゆる「リハビリ難民」にあたる方からの問合せをこれまで多く頂いてきました。例えばデイケアやデイサービスで、週1回から2回だけの30分程度のリハビリを受けて、それで終わり・・・という方がたくさんいらっしゃいます。「改善」「維持」を目標とした場合、これだけの運動量では難しいと言わざるを得ません。といって、なかなか施設に通ってのリハビリは体力的、また経済的なさまざまな制約があり、思うようにリハビリを行う環境がなく、日々機能がていかしてく体に悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
じつは体の機能維持や改善にまず必要なことは「誰かに体を動かしてもらう」という受け身的な考え方ではなく、「自らの体は自らで動かす」という能動的な意識の改善が必要になります。しかしながら、1人で自宅でリハビリや訓練を行うことは、「続かない・・・」のが現状です。
そこで当院では施術スタッフが、利用者さまのトレーナーとなり、日々のリハビリをサポートする仕組みをとっています。私たちは子供の頃から「行動する→母親に褒められる→嬉しい→また行動する」・・・というプログラムが頭にインプットされています。つねに誰かから「承認」してもらうことで行動するようにプログラムされています。リハビリ入院ではあれだけ頑張ったのに、退院してまったくやらなくなった・・・というのは単に「承認」してもらえる「仲間」や「先生」の存在がいなくなったことが大きな原因の1つにあげられます。
我々施術スタッフがリハビリを後押しするトレーナー的な役割と同時にモチベーション(やる気)を後押しするモチベーターとなることで日々のリハビリをバックアップします。一日ごとに治療目標をたて、達成できたら「認める」ことを随時行うことで、我々がリハビリを継続してもらう言動力となります。そして自身でリハビリを継続して、それを「習慣化」してもらうことで、「自立したリハビリ」の実現を目指していきます。
PNF訓練の導入
PNFとは
PNFとは筋肉や骨や関節などに存在する感覚受容器を刺激して、 筋肉の反応を高めることで、動きにくかったものを、 動きやすくすることを目的とした施術です。
現在ではリハビリで医療分野だけでなく、 多くのプロスポーツ分野など幅広い分野で扱われていますが、 もともとは小児麻痺の治療としてアメリカで開発された治療技術で す。
刺激方法は手を用いたり、簡単な道具を用いたりとシンプルです。 施術者が患者さんの動きに抵抗をかけてあげたり、引っ張たり、 道具を持って動かしたりします。 患者さんの体力や筋肉に応じて力をコントロールすることが大切に なります。
この療法ではただ身体を動かす運動療法ではありません。 患者さんの感覚受容器をフルに刺激して活用してあげることが重要 になります。
また身体に麻痺がある方に対しては、 麻痺のない健康な側を用いることで、 麻痺のある側によい影響を与えていきます。例えば、 健康な側の右手を左右に動かすことで、 麻痺のある左側にぐっと体重を乗せやすくなります。
リハビリを行っていると、 どうしても悪いほうばかりに目がいきがちですが、 このPNFの考え方でえは良いほうからアプローチしていくことが 大切になります。さらに、術者に動かしてもらうのではなく、 患者さん自身が動かすという重要になります。
実際のPNF訓練の様子
◆上半身・腕の動き
健康側の左手を動かすことで麻痺のある右側に体重を乗せやすくする効果が期待できる
実際のPNF訓練の様子
◆上半身・腕の動き
健康側の左手を動かすことで麻痺のある右側に体重を乗せやすくする効果が期待できる
先天性の障害や脳血管障害などで麻痺のある手や足を力を入れて動かすことにより、脳からの命令が上手く伝われなかった手足に信号が通りやすくするための運動です。
◆下半身・足の動き
健康側の左足を動かすことで麻痺のある右側に体重を乗せやすくする効果が期待できる