脳梗塞後の認知症のケア方法と知識・心構え

脳梗塞後の後遺症として認知症を発症される方は数多くおられます。ご家族が急にいつも通りコミュニケーションが取れず、いわゆるアルツハイマー病のような症状となり、混乱されている方を当院は数多く見てきました。

「認知症」の具体的な症状は世間一般的に広く知られているので、その症状が大切なご家族に発症してると認識すると大変ショックですし、認めたくないお気持ちも出てくると思います。

そこで当院が数多くの利用者様に接して、担当の医師やケアマネージャーさんとお話してきた中で必要と考えたケア方法と知識・心構えをご紹介します。

アルツハイマー型認知症との違い

アルツハイマー型認知症は、何らかの問題で脳に特殊なたんぱく質が溜まっていくために、神経細胞が壊れて死滅してくことで認知機能に障害が起こると言われており、徐々に脳全体も委縮していき身体本来の機能も失われていくという特徴があります。

一方で脳梗塞後の認知症は「脳血管性認知症」と言われ、脳梗塞などで脳の結果が詰まったり出血することで、脳の細胞に酸素や栄養が送られなくなることで細胞が壊れてしまい、その細胞が担っていた本来の機能を失うことで認知症の症状が発生します。

また身体に麻痺やしびれなどの症状も同時に発症するので、基本的にアルツハイマー型とは脳や身体に「起こっている事」が全く違うのです。

血管性認知症の進行とその弊害

進行が早い方では「横になった状態」が続いて2~3日ぐらいで、心が乱れているような言動をしたり、問いかけなどへの反応が鈍くなったりしますので、ご本人も大変な状態ですがご家族や周りの方々にとってはかなり心配に思われることも多いでしょう。

ただ初期の段階でしたら、軽い運動、例えば立ったり座ったりする日常動作レベルのもので身体に刺激を与えることで、改善に向かうことが多くあります。

しかし、その状態にただただ不安になり見過ごして様子を見ていると、さらに認知症が進んでしまうケースがあります。認知症以外にも他の病気の可能性があるなどで、検査や薬の投与などでご本人が不安になっていき、その結果認知症の症状が悪化することもあるのです。

更に怖いのが「うつ症状」の発症

認知症の症状以外にも、体のしびれや麻痺なども発生しているので、急に体の不自由をご本人は周りの方以上に感じています。その事から悲観的になることが多く、その結果リハビリに対する意識が低くなり、身体を動かそうとしなくなる事があります。

いわゆる「うつ」の状態です。

そうならないように、早い段階から状況を見極めて前向きにリハビリするようにサポートして上げることがご家族や周りの方にとっては最も大事なのです。

リハビリにおいて「動かす」ことはもっとも重要です。

当院では「起立ー着席訓練」を必要な方に対して一緒に行うことを行っています。しかしながら、ご自身での運動が出来ない方の場合、他の人の力を使ってでも「動かす」ことが大切になります。

動かさないとドンドン身体が本来の機能を取り戻そうとしなくなっていきますので、とにかく負担少なく動かすということがリハビリの中で最も重要です。

当院でもご相談に乗れることはありますので、もし病院でのリハビリの時間が満足に取れない段階になられているのでしたら、一度ご連絡下さい。お力になれるよう全力を注ぎます。

最後に

急にご家族が認知症状を発症すると、本人も大変でしょうがご家族の方も普段の本人とは全く別人のような印象を与えられてしまうので、ショックを受けられると思います。

大変かとは重々承知しているのですが、まず気をしっかり持って頂いて、今のご本人の状態や段階を医師と相談しながら見極めて、現状を少しずつできるだけ早く受け入れて頂くことを心から望みます。

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